大山捨松スカラシップ新設

女性の社会的地位向上を目指し、女性リーダーを育成する奨学金の支援者を募っています

奨学金の支給開始には最低3,600万円の原資を目標額としており、1,700万円が集まっています。(2023年1月)

大山捨松スカラシップの目指すもの

  • 女性の社会的地位向上を目指す女性リーダーを育て支援するための奨学金です。

  • 大山捨松は、明治政府から日本初の女子留学生として米国に派遣され、10年後の1882年にVassar Collegeを卒業し帰国。以来、女性の社会参画に立ちはだかる日本社会の厚い壁にチャレンジしながら生涯を終えました。

  • それから約一世紀半、自らも捨松と同じようなジェンダーギャップを体験した捨松の曽孫久野明子氏(基金評議員)は、日本の女性が個々の能力を十分に発揮し、意思決定に自由に参加できる男女格差のない社会を築くために次世代の女性リーダーを育てていく必要を強く感じており、新しい奨学金設立をグルーバンクロフト基金に提案しました。

  • この捨松スカラーの留学先は、捨松も学んだ、歴史的にも多くの女性リーダーを輩出している米国のリベラルアーツ大学以下6校を対象とします。

  • このスカラシップは分野を特定せずに、個々の能力を生かし、豊かで平和な社会の構築を目指す女性リーダーを育成、支援します。

捨松スカラシップ創設への思い(久野評議員)

捨松スカラシップへの寄付のお願い

この度グルーバンクロフト基金では、「大山捨松スカラシップ」という新しい奨学金を設立しました。 

その目的は、21世紀を生きる女性たちが、女性であるという理由だけで自分の持つ能力を十分に発揮できず、自由に活躍できる機会が奪われることのない、多様性が尊重される社会を構築するためです。 

今から150年も前、大山捨松は「帰国後は婦女の模範になるように勉学に励め」との命を受けて明治政府が派遣した岩倉使節団の一員としてアメリカに留学した女性です。しかし、10年間の留学を終え帰国した捨松を待っていたのは、旧態依然とした男尊女卑の日本でした。「明治政府は何のために自分をアメリカまで留学させたのだろうか。どうしたら自分はお国の役に立てるだろうか。」捨松は、悩み苦しみながらもアメリカで学んだ知識を自分の置かれた立場を生かしながら、生涯を女性の地位向上のために貢献しました。 

捨松が学んだアメリカ東部の女子大学は、アメリカ社会が女子の大学入学を拒否するという差別的な社会背景の中で設立されています。

「捨松スカラー」には、こうした歴史を持つ東部の女子大学で4年間学んでもらい、どのようにジェンダーギャップの壁に対峙しそれを乗り越えていくのか、リーダーシップはどの様に育成できるのかなどを、4年間の留学生活の中から身をもって学んでもらいたいのです。100年以上も前に捨松が乗り越えようとした女性差別の厚い壁は、いまだに根深く日本社会に潜在的にはびこっています。「捨松スカラー」には、4年間アメリカの大学で学んだことを帰国後それぞれの仕事の場で還元し、その壁に立ち向かって欲しいと願っています。 

アメリカの大学に留学するには多額な学費が必要とされます。グルーバンクロフト基金では、皆様がたに「捨松スカラシップ」の趣旨と目的をご理解いただき、多大なるご支援とご寄付をお願いしたいくここにご案内申し上げます。(発起人一同)

寄付をする(銀行振り込み)はこちらから

スカラシップ概要

  • 対象校は、Vassar College、Barnard College、Bryn Mawr College, Mount Holyoke College, Smith College, Wellesley Collegeです。Vassar以外は女子大学です。
  • 上記の大学に進学する日本の高校卒業女子1名に、授業料全額にあたる奨学金を4年間支給します。(もし資金的に可能になれば8万ドルを上限に奨学金を4年間支給します)
  • 応募資格はグルー・バンクロフト基金の奨学金応募資格(日本国籍、日本の正規の高校を卒業または日本の正規の学校教育を8年以上、家計支持者の所得が2000万円以下など)に加えて、自らを女性であると認識していることが条件になります。
  • 選考はグルー・バンクロフト基金奨学金と同じとします。

捨松スカラシップ設立発起人

久野明子「鹿鳴館の貴婦人 大山捨松」の著者、捨松の曾孫、日米協会副会長、前日米協会専務理事、グルーバンクロフト基金評議員

公益財団法人グルー・バンクロフト基金(問い合わせは事務局まで)

募集要項