大山捨松スカラシップ

女性の社会的地位向上を目指し、女性リーダーを育成する奨学金の支援者を募っています

2023年9月時点で1期生の派遣に必要な約3,500万円が集まりました。2期生の派遣に向けて新たに目標額3,600万円の寄付を募っております。現在87%、3,153万円が集まっております。(2024年5月2日)なお、1期生はWellesley College進学が決まっております。5月1日より7月31日までクラウドファンディング受付中です。

捨松スカラシップに寄付する(クラウドファンディング受付中)

大山捨松スカラシップへご支援のお願い (代表理事 長尾眞文)

昨年令和5年(2023年)に女性の社会的地位向上を目指す女性リーダー育成のための奨学金「大山捨松スカラシップ」を新たに設立いたしました。大山捨松は明治5年(1872)わずか11歳で明治政府派遣の岩倉使節団の一員として渡米し、10年後に名門女子大学Vassar Collegeを優秀な成績で卒業した日本で初めての女子留学生です。帰国後は日本社会の男尊女卑の厚い壁に悩みながら、自らの置かれた立ち位置を受け入れ、生涯を通して女子教育の向上や社会福祉のために尽力した明治期の女性リーダーのひとりです。

その大山捨松の死後100年以上も過ぎた現在の日本は、未だに女性のエンパワメントとリーダーシップを十分に発揮できる社会とはいえません。「大山捨松スカラシップ」は、捨松の精神を受け継ぎ、個々の能力を発揮しながら多様性が尊重される社会の構築をめざす女性のリーダーを育成するための奨学金です。

設立以来、奨学金の提案者である捨松の曾孫久野明子氏(当基金評議員、日米協会副会長)や設立発起人の皆様をはじめ、多くの賛同者のご支援とご協力をいただき募金活動を行ってまいりました。その結果、お蔭様で大学4年間の授業料に必要な額約3500万円が集まり、第一期生の選考も終わり、「捨松スカラー」は、夏には希望の大学に留学することになっています。

基金では、この「捨松スカラシップ」の継続を願い、同額の目標額達成を目指しすでに二期目の募金活動を開始いたしました。皆様には「大山捨松スカラシップ」の趣旨、目的に是非ご賛同いただき、格別のご支援、ご寄付を賜りますようよろしくお願い申し上げます。(2024年1月吉日)

(ビデオ)捨松スカラシップへの思い(久野評議員) (ビデオ)捨松スカラシップへの思い(卒業生)

大山捨松スカラシップの目指すもの

  • 女性の社会的地位向上を目指す女性リーダーを育てるための奨学金です。
  • 日本の女性が分野を問わず個々の能力を十分に発揮し、豊かで平和な社会の構築に貢献するリーダーとして成長するために海外留学を通して研鑽を積むことを支援します。
  • 生涯を女子教育の向上と女性の社会参画に捧げた大山捨松の精神が次世代に継承されるよう、捨松の曾孫久野明子氏(当基金評議員)の提案で、グルー・バンクロフト基金内に設立されました。
  • このスカラシップは、継続的に毎年少なくとも1名のスカラーを米国東部の伝統的リベラルアーツ女子大学に派遣・支援することを目指します。これらの大学への留学を4年間学費面で支援するには、1名あたり少なくとも3,600万円が必要となります。

派遣先大学

  • 女性リーダー育成に定評のある米国東部の歴史ある小規模、全寮制のリベラルアーツ女子大学で4年間学ぶための機会を提供します。
  • 留学先は、かつて捨松が学び歴史的にも多くの女性リーダーを輩出している、伝統的リベラルアーツ女子大学以下6校とします。
    • Vassar College(1969年以降共学)
    • Barnard College
    • Bryn Mawr College
    • Mount Holyoke College
    • Smith College
    • Wellesley College

奨学金給付内容

  • 上記の大学に進学する日本の高校卒業女子1名に、年間$65,000を4年間支給します
  • 捨松スカラーは、グルー・バンクロフト基金奨学生としての特典として留学前の準備から留学中のガイダンス、さらには留学後の進路決定まで併走支援を受けられます(詳細はこちら

応募資格

  • 日本国籍を保有し、日本の正規の高校を卒業または日本の正規の学校教育を8年以上受けていること。
  • 家計支持者の所得が2,000万円以下であること。
  • 自らを女性であると認識していること。

募集・選考方法

捨松スカラーの募集と選考の方法は、基本的にグルー・バンクロフト基金奨学金と同様とします。募集要項は毎年6月以降に発表されます。

第二回捨松スカラシップ総会を行います(2024年6月30日)

捨松スカラシップ総会のご案内


捨松スカラシップに寄付する

グルー・バンクロフト基金は内閣より公益財団法人の認定を受けておりますので、所得税減免の特典を受けられます。

また米国在住の方はGrew Bancroft Foundation USAに寄付を頂ければ米国所得税控除の特典を受けられます。

募金活動の成果(第一期は下記68名の方々から2023年9月末までに計3,500万円集まりました)

 

支援額氏名(敬称略、GBはグルーバンクロフト基金卒業生)

プラチナ

(500万円以上)

久野明子(評議員)前田正吾(GB)渡辺純子・渡辺啓子・佐渡涼子(支援者)

ゴールド

(100万円~ 500万円未満)

新浪有紀(Wellesley College 卒業生)西本桜(Wellesley College 卒業生)Edward&Priscilla Grew(Bryn Mawr College 卒業生)河合江里子(GB)北城恪太郎(発起人)鰐渕美恵子(支援者)鍋嶋麻奈(支援者)

シルバー

(50万円~10 0万円未満)

塩野直之・幸子(支援者)足立淳一郎(GB)長尾眞文(GB)

ブロンズ

(10万円~50万円未満)

Peter Grilli(支援者)松本健(GB)筒井きらら(GB)大久保一敏(GB)堀場豊(GB)葛岡伸子(GB)柏木茂介(支援者)中野暁弘(GB)大河原愛子(支援者)茅野みつる(Smith 卒業生)高橋裕子(発起人)江端翔太(GB)Anna Ricker(GB)上野直毅(GB) 鈴木典比古(発起人)大西直樹(評議員)匿名(支援者)

フレンズ

(10万円未満)

笹本あきこ(GB)楊広祐(GB)日高健(GB)武田裕煕(GB)明石紀男(GB)匿名4 名(GB)高塚浩平(GB)野水彩子(GB)和田敦朗(GB)川上緑(GB)本間桂一(GB)大平徹(GB)Jim Wilson(支援者) 金城亜紀(Wellesley 卒業生)小島憲道(評議員)小笠原伊武希(GB)大井幸子(支援者)木村慶子(支援者)濱陽子(GB)早藤昌浩(GB)吉田 芳之(支援者)Crystal Brunelli(支援者)柴﨑由紀(支援者)真鍋美穂子(Wellesley 卒業生)酒井 鑑(支援者)ステルター智根(GB)森田一成(GB)野中ひろみ(支援者)匿名3 名 上原さら(GB)下田啓(Vassar 卒業生)元田加代(支援者)

第二期は3,600万円を目標に以下50名の方々から3,154万円集まっています(2024年5月2日現在)

支援額氏名(敬称略、GBはグルーバンクロフト基金卒業生)

プラチナ
(500万円以上)

前田正吾(GB)渡辺恵美子(支援者)匿名(GB)
ゴールド
(100万円ー500万円未満)
河合江里子(GB)鍋島麻奈(支援者)新浪有紀(Wellesley College卒業生)足立淳一郎(GB)長尾眞文(GB)渡辺純子・渡辺啓子・佐渡涼子(支援者)
シルバー
(50万円ー100万円未満)
糠沢佐知子(支援者)飯久保 廣嗣(支援者)Mr.& Mrs. Robert (Ron) Fallon
ブロンズ
(10万円ー50万円未満)
松本健(GB)八木矩子(支援者)Peter Grilli (支援者)Allan & Selina Rossiter (支援者)Nreiko(支援者)山下宏(支援者)滝幸子(支援者)柏木茂介(支援者)小川よし江(支援者)大西直樹(評議員)阿部康代(GB)増田秀樹(支援者)小笠原伊武希(GB)
フレンズ
(10万円未満)
楊広祐(GB)明石紀男(GB)岡本祐幸(GB)野水彩子(GB)大井幸子(支援者)中野暁弘(GB)野中ひろみ(支援者)浜端智子(GB)岩崎沙良(GB)Jim Wilson (支援者)辻田綾(Barnard College卒業生)近藤登茂栄(支援者)日高健(GB)匿名(GB)Mike Strebbins (支援者)西村幹子(評議員)匿名(支援者)

 

捨松スカラシップ設立発起人

久野明子「鹿鳴館の貴婦人 大山捨松」の著者、捨松の曾孫、日米協会副会長、前日米協会専務理事、グルーバンクロフト基金評議員(「鹿鳴館の貴婦人 大山捨松」の英訳「Unexpected Destinations」は著者・翻訳者の許可を得て以下PDFでダウンロード可能です)

公益財団法人グルー・バンクロフト基金(問い合わせは事務局まで)

Unexpected Destination (英文)PDF版はこちら

募集要項