Lake Forest College

選択肢に満ち溢れた大都市圏のリベラルアーツカレッジ

About

アメリカ合衆国第3の都市、イリノイ州シカゴから電車で1時間、Lake Forest Collegeは教室の学習と学外での学習の双方を体験できる唯一無二のリベラルアーツカレッジです。

Lake Forest 生は社会科学、自然科学、人文科学に広がる幅広いカリキュラム学習を行いながら、シカゴ近隣という立地を活かし、都市圏で他大学での授業履修やインターンシップを経験しています。「海外大進学はしたいけど、学びの方向性も将来の夢もまだ分からない。」そんなあなた!Lake Forest College は幅広い選択肢から様々な挑戦に身を投じる事のできる、そんな唯一無二のリベラルアーツカレッジです。

 

目次:

1. About Curriculum (どんな学び︖)

Lake Forest は卒業条件として「2年終了次に専攻を決定し、32 単位以上を取得」と「GEC (General Education Curriculum) の修了」を掲げています。専攻決定の基本的な仕組みは他⼤学と同じで、必要数の授業を履修する事でメジャーを Declare できます。例えばIR (International Relations)に興味がある⽣徒は、Sociology/ Politics/ History いずれかの Introductory class を履修します。IRの必修として受講した“Intro to Sociology”を、のちに社会学の必修として変更することも可能です。このように1・2年次において⽣徒は⼤まかな専攻の⽅向性を模索していきます。

また GEC というのは、「Humanities/ Natural Sciences/ Quantitative Reasoning(数学)/Social Science/ Arts 」「Speaking Skill/ Writing Skill/ Technological skill/ Experience」の枠組みから授業を⼀つずつ受講するためのrequirement です。

厳しい必修条件に⾒えますが専攻を Declare するまでの授業で GEC の⼤半は埋まることが多く、⽣徒の学びの幅が狭まる事は決してありません。

また、多くの⽣徒が積極的に学外でも学習経験を得ている印象があります。Lake Forest は Loop programという「シカゴ市街にあるキャンパスでインターンシップや他⼤学での授業を受講するカリキュラム」があり年間200 名ほどの⽣徒がシカゴ市内で学習を⾏なっています。駐在する様々な⼤企業での経験だけでなく、⾳楽や建築、絵画など多様な⽂化芸術に触れることができるのも、その魅⼒の⼀つです。こういった環境に⽇常的にアクセスできる環境は、Lake Forest の強みの⼀つだと思います。また多くの⽣徒が第⼆・三学年で半年~1 年間の留学を経験しています。他のLiberal Arts と同様、 ISEP というシステムを利⽤しているので興味がある⽅はウェブサイトを覗いてみて下さい。

 

My Favorite Course (お勧めの授業!)

Film and Religion (REL185)

授業内で映画を鑑賞し、映画テーマ批評の観点から宗教倫理学的な命題についてDiscussionします。例えば、宗教対立についての授業で読んだ著作においてスウェーデンの宗教学者Ruth Illmanが和平において重要なのは理解し合える前提を捨て、「相手が自分と違う存在である」ことをenjoyすることだと述べているのが印象的でした。

 

2. About Students (学生の雰囲気は?)

Lake Michigan の風景 Lake Michigan の風景

Lake Forestでは、およそ1500 ⼈⽣徒が3つのメインキャンパスと、その中にある10の寮で⽣活をしています。総合⼤学などと⽐べるとかなり⼩さいコミュニティですが、⼤学が窮屈に感じた事はあまりありません。もしかしたら多くの⽣徒が学外でカリキュラムに参加しているからかもしれません。そんな Lake Forest ⽣の特徴は、いい意味で「学校に囚われていない」という点に現れています。

授業終わりに友達とビーチに⾏ったり(徒歩 15 分あたりに Lake Michigan があります。湖ですがビーチもあるので海みたいです。)、
シカゴでのコンサートに出かけたりすると、⾃分がLake Forestの⽣徒であると実感します。⼤学⽣活に疲れたら、その外で一息つける環境は、リベラルアーツカレッジの中では珍しいのではないでしょうか。

3. Being in the U.S. (留学生への支援は?)

留学生の英語レベルは?

Lake Forest Collegeは海外からの生徒に対し、TOEFL (min.83)またはIELTS(min.6.5)を入学条件として定めています。英語を母国語と同レベルで話せる生徒が多いですが、英語が不自由な生徒に対してもしっかりとしたサポートが入るので安心です。

Lake Forest College では全校⽣徒数の 12%が International Students によって構成されています。また International Students ではない⽣徒も海外在住経験があったり、学校の所々で Inclusive な雰囲気が育まれています。多くの⽣徒が在学中に海外留学を経験することも要因の⼀つかもしれません。

International Students へのサポートもとても⼿厚く、例えば、⼊学後には First Connection という International student に向けたオリエンテーションが催されます。この、授業開始の⼆週間を使ったオリエンテーションは、多くの友達を作るきっかけとして機能します。オリエンテーションのメンター(上級⽣)が空港まで迎えに来てくれる事からサポートの⼿厚さが伺えるかと思います。オリエンテーション終了後もビザ関連書類のサポートをしてくれるアドバイザーが常駐しているため、生徒は学びと遊びに専念する事ができます。

4. About Extracurricular (課外活動は?)

キャンパス内で有志による演奏会などが定期的に⾏われます。 キャンパス内で有志による演奏会などが定期的に⾏われます。

かなりの生徒が課外活動に参加しているように感じます。例えば僕の友達は、運動系ではフットボール・ホッケー・クロスカントリー・水泳・ゴルフ・飛び込みetc.…。文化系では合唱やオーケストラ、演劇などが人気です。また団体に所属せず友達同士で活動をしている生徒もちらほら、という感じです。

課外活動の種類は他の総合大学などと比べると少ないのかもしれませんが、小さいキャンパス故のintenseさが醍醐味なのかなとも思います。

例えば、僕はジャズアンサンブルに所属しているのですが、その教授の紹介をきっかけに、演劇学部のミュージカルの演奏を担当することになりました。人選も任されたこともあり、ギターをルームメイトに、キーボードを隣の部屋の子に、ドラムを同じジャズグループのメンバーにお願いしました。こういった経験を通じ、「小さいキャンパスだからこそ、多くのチャンスが与えられる、そして、そのチャンスを友達と共有できる」というのは素敵なことだなと実感しています。

5. About Student Life (どんな生活環境?)

「⾼級住宅地」というのが Lake Forest の街を最も的確に形容するワードだと思います。町の中⼼部にはシカゴにつながる駅のほかに、Starbucks と、Dunkinʼ や Walgreens などが暖簾を構えています。

カフェテリアはビュッフェ形式になっています。スパイスを使った料理が結構おいしいです。またカフェテリア以外にも 5 つの⼩さなカフェが併設されています。週に 3~4 回、キャンパスから近くの Target へシャトルバスが出ているため、寮のキッチンで⾃炊をしている友達もいます。(追記︓コロナでシャトルバスは運休中です。)また週末にはパーティーもキャンパスでちらほら⾏われています。学業と遊びの両⽴も Lake Forest を楽しむ秘訣なのかもしれません。パーティーをよく⾏う寮は何となく決まっているので、うるさい環境が嫌いな⽅は違う寮を選択しましょう︕

キャンパス内の医療サポートも充実しており、無償で治療と薬を提供してくれます。2020 年には国内で 385 校中 14番⽬に医療サポートが優れている⼤学として表彰されています。

どうやったら友達できますか??

大学全体で心地よいコミュニティを作ろうという雰囲気が強いので、特に入学直後などには自然に友達が出来るかなと思います。International studentに向けて入学前に行われるオリエンテーションは多くの人と関われるのでいろいろなことが学べるし、何より楽しいです!

 

6. Good things about LFC (プチ自慢)

⽐較的⼩さなコミュニティから形成される⼤学⽣活には賛否両論あるようです(「上級⽣になってくると飽きてくる︕」という声も)が、やはり友⼈や教授と近い距離でいられるという利点はリベラルアーツカレッジ、Lake Forestの魅⼒だと思います。「課外活動について」で記述した個⼈談も、⼩さなコミュニティだからこそ実現した⼀例ですし、教授とは、オフィスで世間話をすることもできる距離感です。⽣徒にとって、こうした濃密な⽇々の交流は、他者から何かを学ぶ素敵なきっかけに繋がっていると思います。

7. One day in LFC (自分の一日)

朝型・夜型問題

僕個人は夜型で深夜に図書館で勉強することが多いのです。多くの授業で毎日少しずつ課題を課されるので、貯めずにコツコツ終わらせるようにしています笑

朝はカフェテリアが空いているので朝型の方がおすすめです!

Tutor が Writing Support をしてくれるHotchkiss Hall。社会学の授業もここで⾏われます。<br /> その⾒た⽬ゆえに”Harry Potter Building”として親しまれています。<br /> Tutor が Writing Support をしてくれるHotchkiss Hall。社会学の授業もここで⾏われます。
その⾒た⽬ゆえに”Harry Potter Building”として親しまれています。

9:20 起床
9:30 ベースの個人レッスン(音楽系の課外活動参加者は無料で受講できます。)
11:00 授業: Music Theory2
12:00 昼食(多くがこのタイミングで昼休憩に入るのでここで友達と合流です。)
13:00 授業: Film and Religion(例のおすすめ授業!)
15:00 宿題のReading assignmentに着手
16:00 課外活動: Jazz Ensemble
18:00 夕飯 (おいしい)
19:00 友達とHangout (活動的な日はStarbucksに行ったりしますが大抵部屋でゴロゴロしています)
21:00 宿題そろそろ始めるか?と考えだす。(大抵がReadingかWritingです。音楽の授業で作曲!なんてこともあります。)
23:00 危機感を感じ始める。24時間開放されている図書館へ。
26:00 課題終了。シャワー。
27:00 就寝。

(参考) Figures of Lake Forest 数字で見るレイク・フォレスト大学 (2020)

  • 全校生徒数: 1,528人 (留学生13%)
  • 教授対生徒の数の比: 12:1
  • 学費: $46,320(2018-19)
  • 平均の一授業生徒数 10~18人ほど

全校生徒数/留学生数ともに小規模Liberal Arts Collegeの中では平均的な数字かと思います。学費は多くの設備が整っている分やはり高くつきますが、ほとんどの生徒に対しNeed basedのFinancial Aidを大学が提供しているので学費は参考程度に、という感じです。一授業の生徒数が少ないため教授と直接コミュニケーションを取れるのも魅力の一つです。

著者:宮川健(みやかわけん)
Lake Forest College ‘23
グルーバンクロフト・JASSO奨学生、専攻:SOAN/Music

Contact Info: Facebook / Instagram でご連絡下さい。
「Ken Miyakawa」で出てくるかと思います。

募集要項