奨学生の声

今の自分には何が必要か

花田美月
留学先大学:Wellesley College (マサチューセッツ州)
2021年卒業
専攻:数学専攻
出身高校:国際基督教大学高等学校
職業:Mathematics PhD Student  (UC Berkeley) 花田美月
留学先大学:Wellesley College (マサチューセッツ州)
2021年卒業
専攻:数学専攻
出身高校:国際基督教大学高等学校
職業:Mathematics PhD Student (UC Berkeley)

私は人生の分岐点に立つ時、「今の自分には何が必要か」を意識しながら次のステップを選んできました。中学生の自分、高校生の自分、大学生の自分、今の自分、とこれまで様々なタイミングで自分に問いかけてきましたが、毎回違う答えに辿り着いてきました。高校時代の私は好きな学問がありながらも、「これを追求していきたい!」と言えるほどの自信がありませんでした。ネットの記事を通して知ったウェルズリーの在校生や卒業生は皆自信に溢れていてキラキラしていて、やりたいこと、思っていることをはっきり口にする彼女らの姿を見て、私もこうなりたい!と思いウェルズリーへ進学しました。

私は、ウェルズリーは「世界中のハーマイオニーが集う場所」だと思っています。自分に正直で、好きなこと・やりたいことに貪欲で、各々の目標に向かって一生懸命自分を高めていく同級生に囲まれながら勉学に励む日々は刺激的でした。そのような環境で揉まれながら過ごす中で、自分の好きなことってなんだろう、自分が同じような熱量を持って取り組めることってなんだろう、と立ち止まって考える機会がたくさんありました。

大学3年生の時に改めて進路と向き合った時、大学卒業後はどのような人生を送りたいのか、そのためには「今の自分に何が必要か」を考えました。高校三年生の時の漠然と「数学が好き」というふわふわした気持ちが大学3年生の時には「もっと数学を勉強していきたい、研究していきたい」、「将来は数学教育に携わる仕事がしたい」というより明確な目標に変わっていました。これらを踏まえ、大学卒業後はUC Berkeleyの数学科の博士課程に進学しました。大学院に進学するという選択肢は高校生の頃の自分にはなく、ウェルズリーでの四年間があってこそ手にすることができた進路だと思います。リベラルアーツカレッジならではの少人数教育と女子大という特殊な環境の中で数学を学べたこと、そこで関係を築いたウェルズリーの先生方からの手厚いサポートをいただいたこと、MITとの授業提携などのリソースを上手く活用できたおかげで経験できたこと。世界中のハーマイオニーと過ごした四年間を通して得た自信や将来のビジョン。高校三年生の時にウェルズリーに行く選択をしなければ今の自分には出会えなかったと思います。

 

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