Harvey Mudd College

Harvey MuddではBiology、Chemistry、Computer Science、Engineering、Mathematics、Physicsに加え、 Biology and Chemistry、Mathematical and Computational Biology、Computer Science and Mathematics、 Mathematics and PhysicsのJoint Majorから専攻を選ぶことができます。もし勉強したい分野が理系中心であり ながら上記の専攻に当てはまらない場合はIndividual Program of Studiesという個別の専攻のようなものを申請 することもできます。また、文系の専攻を希望する場合は、Off-Campus Majorという形で他の5Cで専攻を選ぶ こともできますが、HMCの専攻の中から副専攻を選ばなければいけません。 

Harvey MuddのCoreはとても特徴的で、難易度も高いと言われています。Coreは1、2年生が受ける必修科目を 指し、分野としてはHMCにおける全ての専攻、そしてHumanitiesの授業を網羅しています。数学を除く全ての 教科にラボ体験もあるため、実験や実習を通して学んでいることを体験することができます。 それ以外にHarvey Muddでは文系も重んじているため、卒業条件もそれなりに厳しいです。まず合計で10個以 上の授業を受けなければならない上、5つの種類の学問を履修し、うち1つの分野は4個以上授業を取り、10個 の授業うち1つはエッセイメインの授業を取らなければなりません。しかし、他の5Cの大学で履修することも できるので、授業の幅が広く、とても楽しいです。 

学校が小さい分とても仲が良く、教授とも距離が近いです。生徒数が少ない分1人1人がHarvey Muddを作って いくという考えがあるため、全員が重要視されています。理系校では珍しく男女比率が1:1で、ダイバーシティ に力を入れているのもあって、人数が少ないのにいろんな人がいて、自分も受け入れられていると感じること ができる点が魅力的だと思います。 

理系の小さい学校というと、精鋭主義だと思われがちですが、Harvey Muddでは授業内でも協調性を重んじて いるため、学問においても助け合いの精神がとても強いです。その延長で先輩方とも交流が多く、勉強につい てもそれ以外についてもたくさん相談に乗ってくれます。 

また、教授も生徒もお互いを信頼しており、honor codeという考えを元に、生徒が他の学校では考えられない 自由や権利をもらえるところもHMCならではです。 

1年生の始めに新入生オリエンテーションの他に留学生オリエンテーションがあり、そこで留学生ならではの 悩みや疑問をたくさん解決してくれたり、他の留学生とも知り合うことができます。 

勉強の支援は留学生に特化したものはないですが、1年生の授業はほぼ全てAE(Academic Excellence)という週 に2回程度その分野を専攻している3年生や4年生が質問に答えてくれる勉強会があります。そこに集まった1年 生同士で教え合ったり、課題を一緒に解いたりすることもできます。それ以外にも教授のOffice Hoursで質問を 聞くこともできます。自分の都合と合わない時は教授にメールすれば大体時間を空けてくれます。 

生活面でのサポートは寮のメンター、サポートグループ等がしてくれます。1年生のオリエンテーションの時に メンターグループに配属され、そのメンターが1年間自分のメンターになります。私が一年生の時は数ヶ月に 一度1:1で話し合う決まりで、その時に専攻について等の相談をしました。 

他にも国籍や人種サポートグループがあります。例えば、APISPAMというメンターグループはアジア系の1年生 向けで、上級生数名と1年生数名で構成されるメンターグループに配属され、相談をしたり、遊びに行ったり します。このグループに所属することで、上級生だけでなく、授業や寮以外で1年生にも知り合いができます。 日本人の留学生が少ないHMCにおいてはこのアジア系のメンターグループは個人的にとてもありがたかったです。 

課外活動に関しては、HMC内のサークルと5Cのサークルどちらにも参加できるので、とても幅が広いです。例 えば、新聞サークル一つとっても、HMCの新聞(The Muddraker)と7C(5Cに大学院2つを加えた大学群の総称)の 新聞(The Student Life)どちらにも参加することができます。 

サークル以外に、下級生と交流しながら自分の勉強にもなり、報酬も得ることができる grutoring(grading+tutoring)、TAとしてラボで手伝い、Machine ShopやAEの運営などに関わる上級生が多いです。 

North、South、East、West、Sontag、Atwood、Linde、Case、Drinkwardの9つの寮があります。各寮性格が違 うと言われていて、例えばEastはゲーマーが多いことで知られています。1年生はアンケートに答えて、その結 果で寮とルームメートが決まります。2年生以上は基本的にRoom Drawというプロセスで寮の部屋が決まりま す。

COVID前は5Cの食堂であればどこでも利用可能でした。(2021年秋学期についてはまだ詳細は未定です)HMCの 食堂(The Hoch)は5Cの中でも美味しいと人気な食堂で、HMC以外の生徒もよく訪れるため、長蛇の列を頻繁に 見かけました。Make your own pizzaやWet Burritoなどのメニューが人気です。 

Hoch以外ではJay’s Placeと呼ばれるピザ屋と、スタバがあります。この二店舗ではスワイプを使うことはでき ないですが、meal planについてくるClaremont Cashというお金を使うことができます。(もちろん現金も) 

図書館の隣に文具や食品も売っている本屋と、歩いて15分のところにTrader Joe’sがあるので、急ぎの時もなん とかなります。また、ポモナ大学の外にクレアモントの街があり、HMCから歩いて15分程度で街に出ることが できます。クレアモントにはレストランや公共の図書館、映画館等があります。バスまたは車で10分程度で モールやターゲットまで行けるので、不便はあまりありません。LAにはポモナから10分のところに駅があるの で、そこから電車で一本で行けます。