国際協力機構(JICA)理事長の緒方貞子さんからのメッセージ

メールフォームでのお問合わせはこちら
TEL 03-3408-6343
FAX 03-3470-3170
月~金 10:00~17:00(祝祭日除く)

アメリカの多様性の中から、どの様な考え方が、いかにして生まれてくるのか学んで来てほしい

国際協力機構(JICA)理事長の緒方貞子さんからのメッセージ

 緒方貞子さんが2011年度のグルー・バンクロフト奨学生たちが渡米するにあたってお会い下さり、次のように激励されました。緒方さんは当基金の米国留学プログラムに個人的に関心を持たれ、支持して下さっています。

 「私がアメリカに留学したのは大学院生になってからでしたが、皆さんのように学部時代にリベラルアーツ・カレッジに留学出来ることはたいへん良いことだと思います。ことに小規模な大学の小人数のクラスで学べることで英語は格段に上達するし、教授や仲間の学生たちとも親しく議論する機会があるでしょう。アメリカには多様な人種や文化的背景の人たちがいますが、その多様性の中からどの様な考え方が、いかにして生まれてくるのか、しっかり学んで来てほしいと思います。最近の日本社会では内向きの傾向が強く、些細なことに過度に神経質になる風潮が見られることが気がかりです。そのようなことを改めていくために、皆さんのような若い留学生たちに頑張っていただきたいと思います。」

 お会いした留学生たちは異口同音に「極めて貴重な経験をさせていただいた」と感激していました。

 緒方さんからは以前にもグルー・バンクロフト基金の奨学生のために「大切なことは、大学を卒業してからも少し知的な書物も読み続けることです」というご助言をいただきました。

 緒方さんは、国際政治学でカリフォルニア大学バークレイ校より博士号を取得後、国際基督教大学准教授、上智大学教授、国連公使、国連人権委員会日本政府代表、人間の安全保障諮問委員会共同議長、アフガニスタン支援政府特別代表、1991年からは10年間国連難民高等弁務官等を歴任されました。2003年から現職にあってご活躍中です。これらのご功績により文化勲章を受章されています。「私の仕事―国連難民高等弁務官の十年と平和の構築」等の著作が多数あります。

文責 グルー・バンクロフト基金常務理事 松本健