卒業生の進路

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卒業生は今…

尾崎 薫子

Lake Forest College '07 卒業(現代美術史専攻) 通信社記者

幼い頃から父と同じ新聞記者を志望していましたが、大学時代当初はあえて未知の分野にチャレンジしようとそれを意識せずに過ごしました。しかし、4年生のときのジャーナリズムの授業でその魅力を再認識し、記者になることを決意しました。そのため、大学在学中早くからボストン・キャリア・フォーラムなどを通して就職準備、就職活動をしていましたが、記者に的を絞った就職活動は大学卒業後、帰国してから行いました。業界にいる多くの先輩にお話を聞かせてもらったり、助けていただいたりしながら、最終的に今の通信社に勤務することとなりました。リベラルアーツ・カレッジでの経験は記者としての仕事にも活かされています。自分の意見を根拠付けて話す習慣や相手の主張に聞く耳を持つ姿勢を、大学のディスカッション中心の授業を通して身につけたからです。また、世界各国の留学生と共同生活を送る中で、異なる価値観を尊重し合い、疑問を言葉で相手に伝えて解決方法を導いていくという姿勢も身に付け、日本を客観的に見られるようにもなりました。人の心に届く記事を発信していくことが出来る記者になれるよう、好奇心と向学心を忘れずに毎日仕事に励んでいます。


<卒業後どのような理由で今のキャリアを選んだのか>
新聞記者である父の影響もあって高校まで新聞記者を志望していましたが、大学では「今まで自分が全く知らない分野を勉強してみたい」と思い、しばらく記者を意識することなく過ごしました。大学では現代美術史を専攻し、現地の美術館でアートマネジメントのインターンをしたりギャラリーで通訳の仕事をしたりと、将来キュレーター(学芸員)になろうと思っていました。
しかし、大学4年生の時に受けたジャーナリズムの授業を通して取材することの楽しさを知り、記者という仕事を再び強く意識するようになりました。授業ではクラスメートの紹介記事を書く課題があり、横に座っていたホッケー選手を取材した私は、取材を通じて相手から話を引き出す楽しさと、感じたり聞いたりしたことを文字におこすことで、これまでの自分の物の見方や先入観が崩れていく快感を味わいました。

<どんな就職活動をしたか>
ボストンキャリアフォーラム(BCF)は、日本で就職活動が出来ない留学生にとって貴重な情報収集場です。新聞記者になることを意識し始めたのは大学4年になってからですが、BCFには大学2年の冬から参加して、面接の練習をしたり、興味のある業界の企業担当者に直接会社のビジョンを聞いたりして、就職活動全般のイメージトレーニングの場として利用しました。帰国した際にも、出来るだけ多くの業界関係者や現役記者から話を聞く機会も設け、将来へのイメージを持てるようにしました。
現在勤務している通信社を最終的に選んだのは、国内外に活躍の場が広がっていることが魅力的だったからです。面接で接した会社の人の雰囲気と自分が合っていると感じ、将来働くイメージが持てたことも、選択理由でした。

<リベラルアーツ・カレッジでの経験の何が今役にたっていると思うか>
授業はディスカッションが多かったのですが、間違っている/合っていると互いをジャッジし合う場ではなく、互いの意見の違いや新しい視点を面白がり、加えて「なぜそう思うのか」を明らかにしていく場でした。自分の意見を根拠付けて話したり、相手の主張に聞く耳を持つ姿勢は今の仕事にも通じるスキルであると感じます。またこれはリベラルアーツに限らないことですが、世界各国から集まる留学生と共同生活をすることが留学の醍醐味の1つだと思います。異なる価値観を尊重し合い、疑問に思ったことはきちんと言葉にして相手に伝えて解決方法を導いていくという姿勢は、寮生活でルームメートから学んだ貴重な経験でした。日本を客観的に見られるようになったことも収穫でした。日本文化の素晴らしさや可能性、他国の生徒から指摘されて初めて気づく良さや足りないところがあると知ること、それは国内にいてはなかなか気付かない、気付けない重要な視点だと思います。

<将来の夢>
記者として経験を出来るだけ多く積み、人の心に届く記事を発信していくことが夢です。そのためにも一記者として成長し続けていくことが大切だと思っています。「名刺1枚で普段会えない人から話を聞ける。こんな楽しい仕事はないよ」と教えてくれた父の言葉をかみしめながら、勉強し、好奇心を絶やさず、毎日仕事に励んでいます。

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