リベラルアーツ・カレッジについて

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卒業生からのリベラルアーツ・カレッジのすすめ

当奨学金の卒業生ほぼ全員がリベラルアーツ・カレッジに進学・卒業してよかったといいます。 卒業生のリベラルアーツ・カレッジを薦める声を掲載します。 リストからタイトルをクリックしてレポートをご覧ください。

「最高の人生を送るための4年間」 和田 敦朗

留学先大学:Swarthmore College, (ペンシルバニア州) 2006年卒業
専攻:Political Science
大学院:東京大学大学院
出身高校:私立武蔵高等学校
職業:国家公務員(外務省勤務)




留学体験
多くの方がそうであるように私も留学すべきか非常に悩みました。
最終的には新しい世界に触れることが成長につながると信じて決断したのですが、留学生活を振り返って想像していた以上に自分の視野が広がったと実感しています。自分の成長を促してくれたのは何よりも、四年間の寮生活とリベラルアーツの教育でした。

寮生活では、学友と寝起きをともにし、同じ釜の飯を食べ、授業ではディスカッションで意見を戦わせ、夜は遅くまで他愛のない立ち話や真剣な議論をする毎日でした。
アメリカの大学には驚くほど多様な経済レベルの家庭、国籍、宗教、人種、学問的興味を持つ学生が集まって来ます。そういった友人達と寮という密接な空間で深い部分で考えを交換できた経験は、大切な財産となりました。
また、留学生活は決して楽しいことばかりではなく、学業面でも生活面でも多くの困難にぶつかりましたが、寮生活でその苦楽を友人と共有できたことは本当に幸せなことでした。
近年は電子メールや携帯によるバーチャルなコミュニケーションが増え、若い人の人間関係が希薄化しているとよく指摘されますが、リベラルアーツ・カレッジの寮生活で得られる絆は格別です。


卒業後の仕事
現在は大学院に進学して公共政策学の勉強していますが、将来的には日本の対外政策形成に携わりたいと考えています。こうして自分の目標を明確化できたのは、四年間の留学生活で様々なバックグラウンドを持つ人々と交流する機会に恵まれ、自分についての理解も深まったからに他なりません。

また、大学院での専門的な勉強にもリベラルアーツ・カレッジでの経験は大いに活きています。公共政策が対象とする社会問題は往々にして一つの切り口で理解できるほど単純なものではないため、大学での幅広い勉強を通じて身につけた考え方がとても役に立っています。
また唯一解が存在しないため、政策立案には何よりも説得力が重要になります。そのための能力もリベラルアーツ教育を通じて鍛えられたと感じます。

留学する前にある方から「人生で最高の四年間になるでしょう」と言われたことがあります。私の留学生活は間違いなく最高の四年間でした。ただ卒業した今、それ以上に「人生を最高にするための四年間」でもあったような気がしてなりません。


リベラルアーツについて
リベラルアーツ教育は知識を吸収するだけでなく、ディスカッションと論文を中心として自分の考えを論理的に表現することが常に要求されます。以心伝心が通用する日本を離れ、しかも英語で行うのですからこれは決してたやすいことではありません。一年目の授業で全く発言することができなかった時の衝撃と悔しさは、一生忘れることはできません。
そんな私にとって小規模なリベラルアーツ・カレッジは最適な環境でした。生徒の書くレポートより長いコメントを返してくださるような教育熱心な教授や少人数制の授業ならではの緊張感が、私の潜在能力を大いに引き出してくれたと思います。

(2007年記、東京大学大学院卒業後、外務省入省)

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