リベラルアーツ・カレッジについて

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リベラルアーツ・カレッジの一日、一週間

イメージ 2011年、東京学芸大学附属高校を卒業。基金奨学生としてマサチューセッツ州のウイリアムズ・カレッジに留学している佐久間美帆さんにリベラルアーツ・カレッジでの授業内容や生活についてお話を聞きました。

日本の大学との大きな違いはどこにあると思いますか?

少人数制の授業で予習が重視されるところと、暗記力ではなく自分の意見を書く力が重視されるところにあると思います。

①少人数制の授業、予習重視
日本の大学に通っていたときは、授業形式はレクチャーのみで、200人規模の授業が珍しくありませんでした。また、事前課題はなく、授業中に習ったことを復習することがメインでした。
一方Williamsでは、レクチャー、セミナー、チュートリアルの3種類の授業形式があり、レクチャーでは学生は多くて40人、セミナーでは10人から20人、チュートリアルにいたっては2人という少人数制の授業が展開されます。どの授業でも事前に膨大な量のリーディングが課され、実際の授業ではリーディングをこなしたことを前提としてディスカッションが行われます。そのため、授業前にリーディングをこなし、ディスカッションに参加できるように予習することが大切になります。

②自分の意見を書く力
日本の大学の試験は、授業で習ったことをまとめるというものが多かったですが、アメリカの大学では試験よりもペーパーが重視されます。授業によってまちまちですが、最低でも学期中に1つの授業で15ページは書くことが求められます。基本的に授業は4つとるので、学期中に最低60ページは書くことになると思います。ペーパーは、課題文献や授業の内容をまとめるだけでは不十分で、課題文献を引用しながら、自分の意見を書くことが大切です。

チュートリアルとは何なのでしょうか?

イメージオックスフォード大学の教育形態を模した、他のリベラルアーツにはない、Williamsの特長ともいえる授業です。レクチャーやセミナーの授業は週2~4コマあるのですが、この授業は週1回、60分の授業で、教授1人につき学生は2人です。毎週数冊の本がリーディングとして課され、隔週で一方の生徒がリーディングをもとにした5-7ページのペーパーを1本、もう一方の生徒がそれを批判する3ページのペーパーを書いて授業に臨みます。実際の授業ではそのペーパーをもとに、教授と生徒2人の計3人でディスカッションを行います。

日本からの留学生は多いですか?

現在、日本の学校に通ってきた日本人は学内で私だけです。はじめのうちは苦労したのですが、ペーパーの相談に乗ってくれるライティングパートナー、授業内容をサポートしてくれるチューター、学業面全体の相談に乗ってくれるアカデミックアドバイザーなど、細やかなサポートをつけてもらえたので、大変ではありましたが途方に暮れるということはありませんでした。アカデミックアドバイザーは教授ですが、ライティングパートナーとチューターはいずれも学生です。このような、学生同士で助け合うピアメンタリングの制度もリベラルアーツの特長といえると思います。

課外活動はどのようなものがあるのでしょうか?

スポーツチームからクッキングクラブまで、文武ともに様々なものがあります。学内の施設も豊富で、テニスコート20面、プール、3階建てのジム、コンサートホール2つ、音楽スタジオ、サッカー場、ラグビー場、スケートリンクなどが学内にあります。冬には学校から車で5分のところにあるスキー場も開放されます。私自身は1年生の春のときにVarsityのクルーチーム(ボート部)に入っていたのと、先学期はInternational ClubのBoard Memberでした。

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Varsityとは何なのでしょうか?

日本でいう部活にあたり、かなり厳しいトレーニングを行います。Varsityは基本リクルートをされてくる人のみが入れますが、トライアウトというものを受けて実力が認められれば、一般の生徒でも入ることができます。
クルーチームの場合は、月曜日と水曜日の朝には1時間ジムでダンベルなどを使った筋トレ、月曜日から金曜日まで毎日3時間の練習、毎日30分の自主トレがありました。さらにシーズン入りをしてからは、毎週土曜日にレガッタ(試合)がありました。また、3月終わりの春休みでは、サウスカロライナで2週間のトレーニング合宿がありました。シーズン終わりのNewEnglands(New England地方の大学の大会)では優勝、ECAC(東海岸の大学の大会)では準優勝をすることができました。
Varsityのチームではかなり時間と体力をとられてしまうのですが、精神面でも肉体面でもかなり鍛えてもらえたと思います。

課外活動